プログラマが副業を始める場合には、副業先の選択を誤らないように気をつける必要がある。というのも、作業と釣り合わない報酬額だったり、本業や生活に支障が出たり、詐欺にあったりするケースも多いからだ。今回はそうした失敗を引き起こすパターンと、その回避策を取り上げたい。
1つ目の失敗パターンは、相場を知らないまま副業を始めることだ。割に合わない報酬額での仕事を回避するには、まず相場を知る必要がある。インターネットで調べれば、相場が書かれたページが数多くヒットするはずだ。次に今の給料を時給換算していくらになるのか把握し、自分の時給を決めよう。計算する際は月給ではなく、手当てやボーナスも含めた額で計算しておきたい。
失敗パターンの2つ目は、必要以上に副業に時間をかけることだ。本業中も副業のことを考えたり、睡眠時間を削って副業したりなど、本業や生活に支障が出るケースが多いとその副業を続けていくのは困難と言える。この回避策は、副業を行う曜日と時間を固定することだ。時間内に収まらない場合は、副業の量を減らした方が良い。
そして最後の失敗パターンは、注意を怠りクライアントを信用しすぎることだ。たとえ仲介業者を経由していても、詐欺をはじめとするトラブルに遭遇してしまうことがある。この回避策は募集要項をよく読み、契約書を作成したうえで作業を始めることだ。言った言わないの問答を避けるため、やり取りを文書として残しておくのが賢明と言える。